岩崎さん|「経験が足りない」と感じていた私が、在宅ホスピスに踏み出すまで
急性期で16年。看護の軸は持っているつもりだった。
それでも在宅ホスピスを前にしたとき、「自分にできるのだろうか」という不安のほうが大きかった——。岩崎さんが語る1年間の変化。
急性期16年。その先にあった迷い
大学病院で16年間働いていました
病棟とカテーテル治療部門です
長く急性期医療の現場に身を置いてきました。目の前の命に全力で向き合い、技術も経験も積み重ねてきた時間でした。
看護協会の復職セミナーで
自分の看護を振り返る機会があって
学生の頃から訪問看護に興味があったことを
思い出しました
大学病院を退職したあと、あらかじめ決まっていたクリニックで1年間勤務しましたが、それは短期間のお手伝いという位置づけでした。

「もう一度、がん患者さんと関わりたい」
楓の風を知ったのは、ホームページでした。
終末期患者さんへの看護内容や写真を見て
やりがいを感じました
過去の経験も、背中を押しました。
以前関わったがん患者さんとの経験から
もう一度がん患者さんと関わりたい
という気持ちが呼び起こされました
急性期でのキャリアは在宅とは異なります。
病棟・血管造影室・透析シャント手術介助など
在宅医療とは全く違う経験でした
それでも。
末期がん患者さんとの関わりが長く
終末期ケアに力を入れている
「楓の風」に魅力を感じました
複数の面接を受けた中で、楓の風への転職を決意しました。
入職直後——想像以上の戸惑い
入職して最初は
働き方の違いについていくのに
本当に必死でした
病院と在宅。同じ看護でも、前提は大きく異なります。
家にあるもので
安心・安全に暮らせるように工夫する姿勢に
すごく驚きましたし感動もしました
一方で、不安もありました。
決められた30分や1時間の中で
やるべきことを終えられるのか
次の訪問に間に合うのか
時間管理の不安がすごく大きかったです
「みんなそうだったよ」という一言
支えになったのは、先輩たちの存在でした。
先輩たちから
具体的なアドバイスをたくさんもらいました
とりわけ所長から
「大丈夫だよ、みんなそうだった」
と言ってもらえたことが心の支えになりました
「一人ではない」という実感が持てましたね
相談できる環境があることが、不安を大きく和らげてくれたといいます。
先輩の背中を見て学ぶ
今月末で丸1年になりますが
本当に先輩たちの背中を見てきた
という感じです
先輩がこうやっていたから
やってみようとおそるおそる真似してみました
教えてもらうことも大切ですが
どうやっているのかを見ることが
一番よかったと思います
記録を読み、話を聞き、現場を見る。その積み重ねが、少しずつ自信につながっていきました。
1年続けられた理由
最初は
自分にできるかな
向いているのかなと
すごく不安でした
それでも今は。
少しでも興味があれば
飛び込んで大丈夫だなと思っています
続けられた理由を尋ねると、答えはシンプルでした。
やりがいがあって楽しくて、来てよかったなと思えるからです
地域から信頼される事業所の一員として
働けていることにも誇りを感じています
在宅だからこそ経験できること
医療介入が多く末期がんの方も多いので
やりがいは大きいです
慢性疾患で状態が安定している方も多く
メリハリのある業務が経験できます
末期がんの方の不安や家族支援の後に
慢性期の方のゆったりとした入浴ケアを
1時間行うこともあります
医療と介護のバランスがとてもいいと感じています
これから来る人へ
経験に自信がなくても
来てからたくさん学べます
日々が本当に学びの連続です
「やりたい」と思った時が始め時だと思います
訪問看護は大変なこともありますが
やりがいがあって楽しくて
「来てよかった」と思える仕事です
専用車両を借りられるなど働きやすい環境が整っていたり、
給与などの待遇面でも魅力を感じられました。
訪問看護を始めたいと考えている方には
楓の風はおすすめできる環境だと思います!
